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夫がいきなり、「こういうBuyerは”Suicide Buyer”だ、これからはSBと呼ぼう。これは僕のTM(Trade Mark)だ」と言った時には、思わず納得してしまいました。 Suicide Bomber(爆弾を抱えて死を覚悟で爆破を図る人たち)という言葉はありますが、先週末の我が家のHouse HuntingのOffer合戦では、これに近いSuicide Buyer(夫曰く、身体中にとんでもない金額のドル札を巻き付けて、欲しい家に飛び込む人をイメージしていると言っています)が現れ、見事に我が家のOfferは失敗しました。 Sellerの表示価格に対して、12万ドル(=1320万円、110円で換算)、約17.3%上乗せしたOfferを出したBuyerをさしていますが、確かに4 Bed Rooms、3 Bathsで、2200スクエアフィートのリビング面積、さらに広いバックヤードとドライブウェイ、2台のガレージという大きな家は、この金額でもかなりのお買い得なので、こうしたSBが現れるのは納得です。うちのRealtorは、この金額でCounter Offerを出すかと聞いてきましたが、もちろん答えは「No」で、そんなクレイジーな札束合戦にうちは入れないと答えました。これは、低い表示金額で、多くの人の注目を集めて、入札金額をつり上げるというやり方です。 ベイエリアのHouse Huntingは、まさにKilling Field状態で、いろんな戦術で、各自が戦っています。うちのRealtorも、Offerの時に、私たちの写真を撮り、それを私たちの紹介文(趣味や仕事など)と一緒に出しており、少しでもPersonalizeして、提示金額だけでなくSellerの興味をひくために、いろんな工夫をしています。 毎日のように不動産に関する記事は新聞に出ており、あたかも不動産バブルがはじけるのを、いろんな人が待っているようですが、うちにとっては切実な問題です。バブルが、はじけようがはじけまいが、夫がAlamedaですでに働いている以上、そこで住宅購入しなければならず、価格のCool Downを半年や1年待つというのは、ちょっと無理だと思っています。 過去、ベイエリアは不動産バブルで、もうじきはじけると言われて、すでに数年たっており、その間価格の上昇はコンスタントです。待っていた年数だけ、購入金額は上昇しており、First Buyerにとっては、手が届かない状態になっています。この事実を考えると、待つことがどこまで得策かは大いなる疑問であり、マーケットに入り込むことが大切で、SBみたいなBuyerが出現する理由は、そこにあります。 米国には広大な土地があり、ベイエリアのような特殊な都市部をのぞけば、いくらでもReasonableな価格で、誰でもQualityのある生活が可能です。ただ、おのおののライフスタイルは人によってさまざまで、どんな場所でも得られるというものではありません。あえてここベイエリアで暮らしたいという人にとって、その選択の対価はかなり高額ですが、それによって得られる満足度がある以上、今後もその対価は支払われていくと思います。 そんなベイエリアに住む私ですが、夫も含めて、非常に幸運な人間だと思います。大好きなセーリングが出来る環境も含めて、ここベイエリアの文化や風土が好きで、またここで、おのおのの興味関心のある職業を仕事として行えるからです。その大変さや難しさは、あまり深く考えたことがなく、毎日2人とも元気に4時半に起きて、朝日が昇るのを見ながら、一日をスタートさせています。 「早起きは三文の得」と言いますが、午前4時半では、日本もまだあいているので、メールの答えがぱっぱっと返ってきたり、静かにブログを書けたりして、結構Productiveです。
by hisamioh!
| 2005-08-18 22:19
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